· 

変動金利は短期プライムレートで決まる

短期プライムレートとは銀行が最優良企業に貸し出す際の最優遇貸出金利(プライムレート)のうち、1年以内の短期の貸出を短期プライムレートと言います。2009年1月9日から2020年5月8日までの短期プライムレートの利率は1.475%となっています。変動型の住宅ローンの場合は短期プライムレートを参考にして決定され、一般的には「短期プライムレートプラス1%」が基準となっています。多くの金融機関で住宅ローンの基準金利を2.475%と表示しているのはこのためです。これに各行が独自色で優遇金利マイナス1.85%といった差別化を図って、住宅ローンの営業を行っています。短期プライムレートは日本銀行の政策金利を参考にして、各金融機関が個別に決めていますが、現状、日銀が政策金利をマイナス0.1%とすることにしているため、短期プライムレートが大きく上昇する可能性は低く、住宅ローンも同様と思われます。