東京近郊にお住まいだと「ため池?」って何??という方も多いと思いますが、夏に水不足が深刻化する地域では農業用水を確保するために人工的に造成された「ため池」が多く存在します。日本全国では約16万箇所存在し、特に西日本に多く分布しています。ため池の多くは江戸時代以前に築造されています。ため池は集中豪雨や地震などにより決壊する恐れがあり、東日本大震災時にはため池の決壊により尊い命が奪われています。ため池の管轄は農業用水の管理と確保が主であるため農林水産省農村振興局整備部防災課がおこなっています。一方でため池は農業用水だけでなく、生物の生息や地域の憩いの場、また降水時に洪水調整や土砂流失の防止、地域の文化や伝統の発祥地ともなっています。ため池ハザードマップではため池が決壊した際に想定される浸水域や浸水深等を表示しています。ため池の被災状況はこちらから
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