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仲介会社の営業マンは建築知識が乏しい!

やはり不動産の仲介を依頼するのであれば大手がいい!とお考えのあなた!実は大手中小に限らず不動産仲介の営業マンは大半が建築の知識が乏しく、知らないことが多いのです。この事実知っていましたか?

簡単に言えば、不動産会社の仲介営業マンは文系出身者が多く、出来上がった者を紹介して仲介手数料をもらいます。建築のプロではなく、不動産取引のプロなのです。実際に仲介営業マンが建築の現場に立ち会うことはほぼありません。再販買取といって中古物件を購入してリノベーションをして売り出す不動産会社は大手であれば技術者もいますが、大半は工務店に丸投げして工事内容を理解していない社員がほとんどという会社も数多くあります。

また最近大手仲介会社は分業化が進んでいるため、いろいろなことを経験させてもらえないために総合的な判断ができないという問題も起きているようです。大手は何かあった際に安心とうのはある側面から見れば確かに事実の面もありますが、購入した中古マンションをリノベーションしたいと考えているのであれば、建築も手掛ける又は経験したことがある中小企業の責任者や社長の方が頼りになる場合も多いのです。特に賃貸を経験したことがある人は賃借人の退去時に原状回復に関する調整が必ず入るので、売買の営業マンよりも建築に詳しいと思います。

私はもともと文系出身で上場ゼネコン出身ですが、転職した後、転職した会社がリーマンショックの影響をまともに受け、破綻し、その終戦処理(不良債権処理)の社長をしていたのですが、それだけでは喰えなくなり、ゼネコン時代に取得した電気工事士や消防設備士等の資格をいかして(実際には現場でこてんぱに駄目だしされました(笑))、建築現場で一職人として数年間、建物の解体作業からブロック積、フローリングの張替や壁の造作工事といった小規模なリフォームから足場の組み立てからはじまるマンションの外壁塗装、アパートや戸建ての新築までと、実に多くの建築現場を経験させてもらい、そこで初めて建築の奥の深さを学びました。今思えばその「ドサ回り」がお客様のお家選びに役立っています。「知らぬが仏」とはよく言ったもので、サラリーマン時代に「俺はゼネコン出身だから建築はたいていわかる」と自慢していた自分がとても恥ずかしく思えたことを今でも、教訓として時折思い出します。

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