渋谷区を中心に首都圏で主に中古マンションの売買仲介を行っている株式会社リアルプロ・ホールディングスの遠藤です。
本日はオフィス仲介大手の三鬼商事が毎月発表している東京都心5区の空室率をお話します。
東京都心5区の平均空室率は4%超え間近
10月の都心5区のオフィスの空室率は平均で3.93%、新築オフィスビルは2.13%、既存ビルは3.99%となっており、平均空室率の4%超えが間近にせまっています。
空室率の高さで先行する渋谷区は遂に大台の5%を超え5.14%、平均賃料は前月より178円下がって、24,635円となっています。
渋谷区は都心5区で2019年3月以降千代田区を上回り一番高い家賃となっているので、更に先行して上昇率が高かった分、賃料も下落するものと思われます。
都心5区の平均空室率が5%を超えるのはいつ??
このまま空室率の上昇が続いた場合、来年2021年1月には都心5区のオフィスの平均空室率は5%を超える可能性があります。
企業の業績予測が回復していることや、新型コロナウイルスのワクチン開発が新たな段階に入ったことなどプラス面がある一方で、11月12日のニュース速報では8月7日の1604人を上回る、過去最高の1631人の新規感染者数となっています。
PCR検査数の増加や、死亡率が第1波時よりも低いという状況の変化もありますが、いずれにしろ予断を許さない状況といえると思います。
大手企業では新型コロナが終息しても、テレワークは継続又は一部は継続するという企業も多く、新しい期が始まる来年2021年4月時点の空室率が一つの節目になると感じています。
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