コロナ禍での電車利用者の推移を前回に引き続き横浜駅で検証します。公表されているデータは東急線と横浜市営地下鉄線は9月でその他は10月まで公表されています。JRは月毎では公表していません。
前月比では1日平均乗降者数は増加傾向
9月と10月では共に前月比では1日平均乗降者数は増加しており、グラフで見ると回復傾向にあることがはっきりとわかります。
但し、対前年同月比で比較すると、出遅れ感があったみなとみらい線は回復傾向にあるものの、その他の路線は減少しています。平均で対前年同月比で65%弱という結果となっています。
今後は11月の1日平均乗降者数の結果に注目
新型コロナウイルスの新規感染者数と重傷者の増加に伴い、せっかくGo To トラベルやGo To イートで、人々の活気が戻ってきたところで、またしても自粛モードが高まっています。
国は財源が枯渇しつつあり、再び緊急事態宣言を出すには及び腰で、もはや、各個人の責任に委ねている感があります。
最新の調査では11月連休明けの翌週は人の出が減っているとのことでしたが、11月全体でみた場合、どれくらい人々が活動し、電車を利用していたかにより、感染者数もこれに比例するものと思われます。
2020年度の乗降者数は2割から3割減?
現在の状態でも、2020年度の鉄道利用者の1日平均乗降者数は2割から3割減程度が見込まれます。
今後、感染拡大が進み、再び自粛モードになった場合には、4割減の可能性も出てきます。
傾向としては、都心のど真ん中を走るJR山手線の各駅が最も落ち込みがひどいものと思われます。
2019年度の乗降者数を2018年度と比較してもその兆候が感じられます。
逆に、都心から離れるほど、乗降者数の減少は少なくなる傾向にあります。
一例をあげると、駅前再開発で大型商業施設が活況な海老名駅などは、2019年度の1日平均乗降者数は2018年度よりもわずかですが増加しています。
流石に2020年度の平均乗降者数は減少するのは確実ですが、2割を下回る減程度で済む可能性もあります。
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