渋谷区を中心に中古マンションの売買仲介を行っている株式会社リアルプロ・ホールディングスの遠藤です。今日は都心5区のオフィス市況についてお話をさせて頂きます。
都心5区の空室率が4%を超えた!
11月の都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のの平均空室率は4.33%となりました。平均空室率が4%台になるのは2016年6月以来となります。
オフィスは半年前解約予告が多いため、11月はコロナにより経済活動が停止した4月前後の解約が可視化してくる時期です。これから数カ月間は空室がじわじわと増加してくるものと思われます。
新築ビルと既存ビルでは新築ビルの方が苦戦??
新築ビルの平均空室率は前月比で0.76%悪化の2.89%、既存ビルは0.39%悪化の4.38%となっています。
新築ビルの方が空室率が悪化してはいるものの、全体ではまだ3%を切った状態であり、まだまだ好調な状況ではありますが、新築ビルの11月の平均坪単価賃料が前月比でマイナス432円の32,303円となっており、既存ビルのマイナス236円より下げ幅が大きくなっています。
既存ビルの11月の平均坪単価賃料は21,994円となっています。
港区も渋谷区に続き平均空室率が5%超え!
港区の平均空室率が5.61%となり10月の4.84%から一気にマイナス0.77%増加しています。渋谷区は5.19%で10月の5.14%より0.05%の悪化にとどまっています。
今後都心5区の平均空室率が5%を超えるのがいつになるかが焦点になってくるのものと思われます。今のペースのまま空室率が増加した場合、2021年3月には空室率5%が現実化するものと思われます。
※気になるマンションの評価をご自身で調べることが可能です。
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