主に首都圏で中古マンションの売買仲介をおこなっている株式会社リアルプロ・ホールディングスの遠藤です。
今日は解体工事を解体業者に依頼する場合、どのような点に気を付ければ良いか?をお話したいと思います。
段取り8分仕事の2分
私はゼネコン時代の新入生のときに羽田空港の建設に携わる現場に配属されましたが、その際に現場所長から段取り8分仕事2分とよく聞かされました。
解体工事も全く同じです。見積もりを依頼する際に、近隣への挨拶、工事説明書、粉塵を防ぐ養生の有無、解体後の土入れや周囲の清掃も見積書に含まれているのかを確認する必要があります。
見積書には必ず見積条件が付いており、そこに別途工事となる内容が記載されています。
地中障害は実際に解体してみないとわからないので別途となっているのは仕方ないのですが、本来、整地用の土砂の搬入は見積もりに含めるのが一般的ですが、中には別途工事としている業者もいるので注意が必要です。
また、自ら事前に近隣の方への説明をしたり、付帯工事となってしまう家庭ごみを事前に自分達で廃棄しておくことも大切です。
実際に解体工事を発注しないとわからない??
実際には解体工事が始まらないとその業者が良い業者か悪い業者かはわからないのが実情です。
ではどうしたらいいのか?以下にいくつか列挙してみます。
・見積もりが大項目しかない業者は後から追加工事の可能性がある。
・事前に、近隣の方との親密度等を確認してくる業者は信頼できる可能性が高い。
・電話での受け答えや、実際にあった際の態度が良い。また服装が綺麗。
・約束したことを守る。時間を守る。遅れる場合には事前に連絡を入れてくる。
・付帯工事になる物を実際に確認し、家の中の状態も確認して、それらの費用のおおよその額も教えてくれる。
・ホームページで解体後の整地後の様子や工事状況や清掃状況等の写真を掲載している。
解体業者自体を知らない場合には「一般社団法人あんしん解体業者認定協会」という組織がありますのでそこに見積もりを依頼してサポートしてもらうのも良いと思います。
解体工事の具体例
今回、弊社では江戸川区の株式会社協和工業という解体工事業者に解体工事を依頼しました。急な依頼で、こちらの不手際もありましたが、しっかり工事をしてもらいました。
今回、トラブルもなく無事終了したのは、発注者及び解体業者による近隣の方々への事前挨拶と周知をしたことだと思います。
また、隣の家との際どい箇所は手壊しで行い、養生シートの設置、土入れによる整地、前面道路の清掃と一連の作業を短い工期で滞りなくおこなってもらいました。感謝です。
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