渋谷区で主として中古マンションの売買仲介を行っている株式会社リアルプロ・ホールディングスの遠藤です。
野村不動産が完全非公開で開発を進めていた(仮称)神宮前六丁目計画ですが、建設時の足場と現場メッシュシートが外され、全容が見えてきました。
場所は、原宿駅からほど近いエリアでコ-プオリンピアの裏手で西側には山手線が通っている立地です。
原宿駅の渋谷方面方向の改札口である表参道改札口を出た、神宮橋交差点からも外観を見ることができます。
本物件の土地は私が信託銀行に出向していた2001年頃からも、たびたび話題になっていた、 大物政治家一族が保有していた土地で、数多くの開発業者や不動産会社がアプローチしていましたが、なかなか、土地の利用方法が定まらずにいた、知る人ぞ知る超有名案件です。
最終的には、先述したように、プラウドシリーズを手掛ける野村不動産の住宅事業本部が本土地を購入し、分譲マンションの建設を行っており、完成時期は2024年11月下旬を予定しています。
当然ながら既に物件広告する事もなく完売しており、価格はプラウドブランド史上最高の価格帯と言われています。
(仮称)神宮前六丁目計画の概要
(仮称)神宮前六丁目計画の建築概要は以下の通りです。
敷地面積 4,462.04㎡(1,349.76坪)
建築面積 2,228.19㎡(674.02坪)
述べ面積 20,517.07㎡(6,206.41坪)
構造規模 鉄筋コンクリート造地下2階地上11階
最高高さ 43.89m
となっています。
恐らく、当然ながら高級マンションの定番である地下まで自走式の地下駐車場になっていると思います。
また特筆すべき点は写真をご覧になってもわかるように、同じタイプの部屋が無く、各階毎に建物の形状が異なっており、開口部分は全面ガラス張りで、バルコニー部分には植栽が施されている点が、一般的なマンションとは全く異なった作りとなっています。
工期は2021年11月中旬から2024年11月下旬と丸3年かかっており、通常であれば1年半程度で完成する工事が倍の期間を要していることからも、購入した人からの要望で特別仕様になっているお部屋や手直し等が相当数あったものと思われます。
(仮称)神宮前六丁目計画の希少性について
(仮称)神宮前六丁目の立地はJR「原宿」駅から徒歩約4分、東京メトロ「明治神宮前」駅徒歩約2分の希少性に加え、レジデンス系の建物とは思えないスタイリッシュな最新の商業ビル的な装いで、他の追随を許さない斬新な外観が魅力です。
また明治神宮や代々木公園が近く、表参道も、もちろん徒歩圏という希少立地で、この立地は築年数がかなり経過したコープオリンピアが建て替えにならない限り、次にこのような立地は出てこないと言われています。
また明治神宮一の鳥居を南南東方向へ伸ばした場所には青山パークタワー、そして渋谷氷川神社を通り、恵比寿プライムタワー(プライムスクエアシティ)、恵比寿ガーデンプレイスと錚々たるプレミアマンションがその直線状に位置しています。
本来、神様を祀る神社の参道上にあたる土地に高層の建物を建てることは、神様の通る道を妨げる行いとして、良くないと言われていましたが、明治神宮の参道上にある建物はどれも格別な建物となっています。
明治神宮はそもそも明治天皇を奉るために大規模造成工事を行い、建設されたものなので、東京を発展させるために尽力した明治天皇の力が逆にこれらの立地に大きな恵みを与えているのかもしれません。
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