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首都圏のJR路線の混雑率ランキング

渋谷区で主として中古マンションの売買仲介を行っている株式会社リアルプロ・ホールディングスの遠藤です。

 

国土交通省では毎年東京圏、大阪圏、名古屋圏の三大都市圏の都市鉄道における混雑率を各路線の区間と最混雑の時間帯を公表しています。

 

下記のグラフは過去7年間の三大都市圏における主要路線の平均混雑率の推移を示したグラフになります。

 

コロナの始まる前の2019年には平均混雑率は東京圏で163%でしたが、コロナ禍では110%弱まで落ち込み、去年は136%まで混雑率が増加していますが、まだまだ2019年と比較した場合、鉄道の利用者数は回復していません。

 

12月14日は原宿ゴールドジムのメンバー十数名と原宿のアメリカンレスオランのフライデーで忘年会をしたのですが、表参道のイルミネーションを見る人でごった返しており、山手線も、場所によっては乗り切れない程、混んでいました。

 

私は毎朝、新宿発の山手線内回り朝5時37分の電車に乗って原宿ゴールドジムもい通っているのですが、この朝の時間帯も比較的込み合っています。

 

また、外出で山手線に乗ると、やはりいつの時間帯も結構混雑しており、コロナ禍以前よりもむしろ混んでいると思ってsまうのですが、たぶんコロナ禍の2022年3月のダイヤ改正で山手線の運行本数が大幅に削減されたことで、車内が込み合っているのが大きな要因かと思います。

 

さらに大きな手荷物を持った訪日外国人も増えたため、車内が混んでいるように感じるだけで、コロナ禍前の方がもっと実質的に混んでいたのに、コロナ禍のガラガラの電車に身体と気持ちが慣れてしまったせいかもしれません。

 

ちなみに山手線は2025年3月15日に朝夕のラッシュ時に増便するとの発表をしています。

首都圏のJR東日本の路線別混雑ランキング 

下記の表は2023年の首都圏におけるJR東日本の路線の区間別際混雑率のランキングを現した一覧になります。

 

先ほどお話した、山手線内回りの混雑率は新大久保駅→新宿駅間で131%、山手線外回りは上野駅→御徒町駅間で125%となっています。

 

コロナ禍前の2019年の山手線内回りは新大久保駅→新宿駅間の混雑率は156%、山手線外回りは上野駅~御徒町駅間で149%となっており、いずれもコロナ禍前の方が激しい混雑率になっています。

 

では2023年の混雑率の上位ランキングを見ていきましょう。

 

1位はバブル期には電車内の混雑であばら骨が折れた人がいると言われた埼京線で混雑率は160%、2位が中央快速線の158%となっています。

 

3位に武蔵野線東浦和駅→南浦和駅間の152%が入っていますが、武蔵野線は輸送力自体が低いので、実際には4位の東海道線151%、5位の京浜東北線150%、6位の総武快速線148%のほうが混雑しています。

 

ちなみにコロナ禍前2019年の埼京線の混雑率は185%、中央線快速184%、東海道線193%、京浜東北線185%となっており、一番混雑していたのは横須賀線(武蔵小杉駅→西大井駅間)の195%で、なんと200%近い混雑率となっていました。

 

武蔵小杉駅は2007年ころからタワマンが竣工し始めました。

 

理由は2010年3月に横須賀線の駅の開業による利便性の大幅な向上を見越した開発です。

 

武蔵小杉駅周辺には企業の社宅が多く残っており、これらがタワマンへと変わっていきました。

 

これにより人口が急激に増加し、朝の通勤ラッシュ時にはホームに人がなかなか入れずに行列ができるという状況まで人口が増加しました。

 

2023年の同区間の混雑率は134%となっており、かなり混雑率が緩和されています。

 

混雑緩和の理由の一つとして、武蔵小杉のタワマンを購入できる人は、いち早くテレワークを導入した大手企業の社員が多かったからと言われています。

 

逆に2019年から混雑率が大幅に減少したのは京葉線(葛西臨海公園駅→新木場駅間)で162%から113%に減少しています。

 

これも浦安市に住む人の多くが、いち早くテレワークを導入した大手企業の社員が多かったからと言われています。

 

都心部で唯一混雑率が100を%を切って92%となっている中央緩行線(代々木駅→千駄ヶ谷駅間)は2019年も99%と100%を切った状態でした。

 

2019年は混雑率を100%を切ったのは、この中央緩行線(代々木駅→千駄ヶ谷駅間)のみでしたが、2023年は、それに加え、郊外路線の五日市線、青梅線、根岸線がそれぞれ混雑率が100%を切った状態となっています。

下記は国土交通省が表現している混雑率を示した絵図なので、混雑率の参考にしてください。