· 

自分の信用情報を確認できる「信用スコア」

渋谷区で主として中古マンションの売買を行っている株式会社リアルプロ・ホールディングスの遠藤です。

 

アメリカではクレジット・スコアという指数があり、クレジットカードをはじめとする信用販売や融資の与信審査に加え、携帯電話や住居の賃貸借契約、進学や就職など、個人の信用度が重要視される様々なシーンで、このクレジット・スコアが利用されることから、アメリカの人々は日ごろからクレジット・スコアの指数を意識していると言われています。

 

日本でも、クレジットカードの作成や住宅ローンを組む際の与信にしか利用できませんが、自分の金融に関する与信がどのくらいあるのかを指数化した「信用スコア」の閲覧サービスが始まっています。 

 

信用スコアは、クレジットカードの使用状況や、ローン残高、債務不履行の有無などの情報をもとに個人の使用度合いをスコア化したものです。

 

今回信用スコアの提供を始めたのは信用情報機関の株式会社シー・アイ・シー(CIC)Credit Information Center CORP.というクレジット会社の共同出資により、昭和59年に設立され主に割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業約800社を会員とする信用情報機関です。

 

信用スコアの提供サービス名は「クレジット・ガイダンス」という名称でインターネットで申請すると、個人の信用力が200~800の数値で示され、数値が高い程、信用力が高い、すなわち支払い能力が高いことになります。

 

このサービスは2025年4月からCIC加盟各社にクレジット・ガイダンスが提供されるのに先立って、2024年11月28日から本人の請求による開示、閲覧が可能となったものです。

 

実は、CICでは以前から個人が情報請求をすれば金融機関ごとの契約内容や支払状況の履歴を記載した信用情報開示報告書を発行しています。

 

私も住宅ローンを組む際に不安を抱いているお客様には何度かCICで自分の信用情報をご確認頂いたことがあります。

 

今回はこれに加え、オプションでクレジット・ガイダンスとして信用スコアとその算出理由を請求できるようになっています。 

クレジット・ガイダンスの申請方法 

自分のクレジット・ガイダンスのを取得するには、CICのホームページからの申請が必要になります。

 

開示方法はインターネットか郵送かを選択でき、インターネットであれば申請手続き後に直ぐにダウンロードすることが出来ます。

 

クレジット・ガイダンスは従来の信用情報開示報告書に、プラスして開示を請求できるオプション的な位置づけのため、クレジット・ガイダンスだけを請求することは出来ません。

 

そのため手数料は、従来のインターネットで500円、郵送の場合は1,500円という信用情報開示報告書の発行手数料に対して追加の費用はかかりません。

 

インターネットでの確認にはCICのホームページに記載されている受付番号取得専用ダイヤル(0570-021-717)に電話をして受付番号の取得をする必要があります。

 

後はホームページ上のガイダンスにそって申請します。

 

なお、申請の際にクレジット・ガイダンスを希望するにチェックをしないとスコアが表示されませんので注意が必要です。

 

個人情報の入力の際には、今までローンの未払い等が無い場合には、できる限り多くの情報を入力した方が、スコアが高くなる可能性があります。

 

クレジットカードやローン契約の場合には個人を特定をする必要があるために電話番号が必ず紐づけられるため、過去に使っていた携帯電話の番号や勤務先の電話番号など、わかる範囲で出来る限り入力してください。 

 

クレジット・ガイダンスは今までの信用情報開示報告書の後に掲載されており、3桁のスコアが大きく表示されます。

 

そしてそのスコアの算出理由が最大で4つまで表示されます。

 

ただ、注意点としてはクレジット・ガイダンスはあくまでもカードの利用状況やローンの支払状況、残高などの利用状況だけをベースに算出しているので、本人の性別、学歴、年収、職歴、資産状況、家族構成などの属性情報は一切関係していません。

出所 指定信用情報機関CICのホームページのよくある質問
出所 指定信用情報機関CICのホームページのよくある質問

信用情報に不安がある方は、事前にクレジット・ガイダンスを取得しましょう 

マイホームを購入するには多額の費用がかかるため、多くの場合、購入する方は住宅ローンを組みます。

 

逆に言えば、事前にいくらマイホーム探しや物件の内覧をしても、住宅ローンが組めない人は物件を購入すること自体が出来ないので、それまでのマイホームご購入のプロセスが無駄になってしまいます。

 

最近は、クレジットカードの明細がWEB化していたり、カード会社がリボ払いを薦める宣伝などをしたり、また、様々なシーンでサブスクも定着化してきているため、毎月の支払状況をご自身で把握していなかったり、毎月いくら支払っているのかも気にせず放置している人も実際に増えています。

 

これが更なるクレジットカードなどの安易な利用につながり、クレジットガイダンスのスコアに影響を与えている可能性も否定できません。

 

そのため、そのような傾向が見られる方は、マイホームを購入しようと考えた際には、一度クレジット・ガイダンスを取得した方が良いと思います。

 

滞納や不払いが無い場合は問題はありませんが、たとえ、スコアが低く、マイホームの購入を一旦は諦めなければならなかったとしても、信用情報開示報告書には各クレジットカードの利用状況の履歴が出てくるので、利用していないクレジットカードの解約や無駄使いのチェックもでき、また、既に使っておらず残高もないと思い込んでいた預金口座から割賦販売などの支払いが残っており延滞していたなどといったことが原因であったことなどもわかる場合があります。

 

以上のことから、マイホ-ムのご購入をする際に、自分の与信に少しでも不安がある方は、一度クレジット・ガイダンスの申請を行ってみても良いのではないかと思います。

『住まいんど診断』であなたの性格に合ったマイホーム探しを始めませんか!

無料で出来る自分自身の性格と住まい探しで重視するポイントがわかる住まい探しのための性格診断ツール

簡単2分で診断完了!まずは公式LINEから診断を!

友だち追加